こんにちは、朱里です。
皆さんはお刺身好きですか?
私は大好物です。特に青物のお刺身に目がありません❤️
でも気をつけたいのが寄生虫であるアニサキス。
お刺身を提供する居酒屋さんなどは、注意したいですよね。
未然に防ぐためにも、知識を持って対策しましょう!
アニサキスとは海洋生物に寄生する寄生虫の一種です。
イルカやクジラなど海洋に生息する哺乳類の胃に寄生します。 これらの生物のフンにアニサキスの卵が含まれており、海中で孵化し、幼虫となって海中にいます。
最初の宿主として甲殻類などの動物プランクトンに寄生し、またそれを主食とする小型の魚に捕食されることで寄生を繰り返していき、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの体内に寄生します。
アニサキスが寄生している魚介類を生で食べると、人に感染し「アニサキス症」を発症します。
アニサキス幼虫が体内に入ると、胃壁や腸壁を刺激し、以下のような症状が現れることがあります。
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⚫︎急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。 -
⚫︎ 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。 -
これらの症状は、アニサキスが胃を噛んだから痛くなったと言われることがありますが、噛まれたわけではなく、生きたアニサキスが分泌する成分と胃壁がアレルギー反応を起こして激痛が生じると言われています。
そのため、痛みはアニサキスを除去すると治るそうです。
また、アニサキスの成分、分泌物を抗原とした全身性のアレルギー「アニサキスアレルギー」になると、蕁麻疹・血圧低下・呼吸困難などのアナフィラキシー症状を発症することも!
アニサキスのアレルギー抗原は加熱しても冷凍しても消えないことが多いため、アニサキスアレルギーの方は、加工品を含めアレルゲンに該当するものを避ける必要があります。
アニサキスによる食中毒を予防するためには以下の処置を行えば、防ぐことができます。
・熱処理(60度、1分以上)
・冷凍処理(-20度、24時間以上)
・食品からの除去
お刺身の状態で食べたい場合は、アニサキスが発生しやすい内臓部分を早めに除去することで筋肉部分へのアニサキスの移行を防ぐことができるため、新鮮なうちに内臓部分を除去しておくことも重要です。
また、通常の料理で用いる程度のワサビや醤油、酢などではアニサキスは死なず、噛んだりしても輪ゴムのように硬く、小さいため噛みきれないと言われていますので、見つけたら確実に除去しましょう。
生魚からアニサキスを見つけるには、ブラックライトがあると見つけやすいです。
アニサキスにはリポフスチンという特有の蛍光物質があって、これがブラックライトの波長(365nm~370nm)に反応するから光るのだそう。
生魚を扱うお店はぜひ持っておきたいアイテムですね。
YF-980Mアニサキスライト
通常ブラックライトを使用する際は、暗いところでないとはっきり見つけることができませんでしたが、こちらのアニサキスライトは、明るい場所でもハッキリとアニサキスが確認出来る高出力タイプです。また、水回りでも安心して使える完全防水機能付きなので、キッチンなどで気軽に確認することができます。
ハンディブラックライト9灯
LEDを9灯搭載した高出力タイプで、アニサキスを発見しやすいライトです。
ボディは腐食に強いアルミ仕様となっており、ちょっと水がかかっても安心な防滴仕様となっています。
本体は熱を持たず、長時間点灯可能です。
ハイドレンジアUVSU37501
大きな魚をチェックする際におすすめです。照射範囲・出力を変えられるので、用途に応じて照射範囲を変えることができます。
据え置き型のコンセントタイプと、持ち運びに便利な充電式があります。
アニサキスのの食中毒を予防するブラックライトについてご紹介しました。
魚の生食文化がある日本では、アニサキスを発見して除去するか、加熱調理や冷凍保存することで、食中毒を防ぐことができますので、店舗で生魚を調理する際は、魚を下ろした後にまずはブラックライトで照らしてみることを習慣づけてみてはいかがでしょうか?